No.143 (「第二次世界大戦A」)  : 

「UNの反撃とはどのようなものか?」

1942年6月のミッドウェー海戦や、8月から翌43年にかけてのスターリング
ラード攻防戦での日独の大敗を契機に、連合国側が反撃開始。43年のシチリ
ア上陸からイタリアの降伏とガダルカナル占領。翌44年のノルマンディー上
陸からパリ解放と硫黄島占領で日本本土への空襲本格化。45年にはソ連軍が
東欧諸国を「解放」(共産化)しつつベルリンを占領してドイツも降伏。ま
た、沖縄占領からヒロシマ・ナガサキで史上初の原子爆弾が炸裂して日本も
「無条件」降伏するに到った。

<評価の観点>
関心・意欲・態度:

現在の国際連合の名称がUN( United Nations )で、これは元来、第二次
世界大戦の戦勝国側である「反枢軸国連合軍」の名称であったことを知り、大
きな関心を持って学習に臨んでいる。

思考・判断:

ドイツはスターリングラード攻防戦で、我が国はミッドウェー海戦で大敗し、
それを転機とする連合国側の反撃により第二次世界大戦の勝敗が決したことに
ついて、的確に判断している。

資料活用の技能・表現:
地図上にドイツと我が国の最大勢力圏、およびスターリングラードとミッドウ
ェー諸島の位置を示すことにより、両国の緒戦での勢いとその不安定さを実感
している。

知識・理解:
第二次世界大戦の経過や、転換点としてのミッドウェー海戦とスターリングラ
ード攻防戦、ドイツ降伏後の米軍による我が国に対する原子爆弾投下と一方的
なソ連の対日参戦等について、基本的な知識を身につけている。